Museum李朝
cafe & gallery

京都嵯峨野・松尾芭蕉ゆかりの
落柿舎前に佇む
李朝陶磁器・民芸陶器専門
カフェ&ギャラリー

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春季「水滴展」

 

文房具にはソンビと呼ばれる知識人階級の趣味嗜好が色濃く反映されている。
水滴はそうした文房具のなかで大切にされたものの一つである。
李朝の水滴は李朝陶磁のなかでも最も器形や技法の種類の多いもので、
その意匠も実用に徹した単純素朴なものから、
多様な装飾を施したものまで広範囲に及びます。
下記の写真一枚目の桃形水滴四点は集めるのに十数年かかっており
最初に入手した品は白磁桃形水滴で次に染付、
その後辰砂(赤星五郎 旧蔵)と続き、
ここまでは順調にきたのですが、
最後の鉄砂は辿り付くのにもう五~六年かかり大変でした。
まあ、何事も忍耐、忍耐、今は大満足です。

上から時計回りに 青花桃形水滴/鉄砂桃形水滴/総辰砂桃形水滴(赤星五郎旧蔵)/白磁桃形水滴
  • 青花十長生文柿形水滴
    分院里 19世紀
  • 青花鯉形水滴
    分院里 18世紀後期~19世紀
  • 瑠璃釉海駝形水滴
    分院里 19世紀
  • 鉄砂海駝水滴
    分院里 19世紀
  • 青花四君子文水滴
    分院里 18~19世紀
  • 青花更科卍字繋文水滴
    分院里 18~19世紀
  • 青花鳩形水滴
    分院里 19世紀
  • 青花鉄砂水鳥形水滴
    分院里 19世紀
  • 白磁家形水滴
    分院里 19世紀
  • 白磁青花辰砂鶏形水滴
    分院里 18世紀後半
開催期間 前期(春季展):2024年4月2日(火)~7月15日(月・祝)
後期(秋季展):2024年10月初旬~12月初旬の予定

※月曜休館。月曜が祝日の場合は翌日が休館日となります。

開館時間 11:30 - 16:30
料金 一般1,000円(同伴の小・中学生は無料)

About us

施設情報

Museum李朝は朝鮮由来の陶器や民芸品の展示を通して、
日本の文化の中で朝鮮文化が果たした役割を広く伝えていくことを使命としています。
建物は和洋のエッセンスを取り入れた数寄屋建築で、庭には李朝石像及び日本の鎌倉時代の石塔等を配置しており、
和・韓式の室礼を感じていただけます。

開館期間

嵐山・奥嵯峨の気候を楽しめる春期と秋期に限定して開館しております。

※具体的な日程は、このウェブサイト上で当年の予定を掲載します。

開館期間

春期2024年4月2日(火)~7月15日(月・祝)

秋期2024年10月初旬~12月初旬の予定

※月曜休館。月曜が祝日の場合は翌日が休館日となります。

図録の
販売について

「平成の李朝コレクター」大森敬吾が蒐集した作品の図録をお求めいただけます。

『新・座辺の李朝』 大森敬吾著 新潮社
13,200円(税込) 700部限定販売

施設の貸し切りについて

Museum李朝では、お茶会、個展などのイベント利用を目的とした貸し切りのご相談も承っております。ご興味ある方はぜひご相談ください。
お問合せ先:075-882-2525 9:00 - 17:00(月曜休館)

Cafe menu

カフェメニュー

季節によってお楽しみいただけるケーキ、ソフトドリンク、アルコールをご用意しております。

  • 抹茶と季節のお饅頭セット
    (コーヒー/紅茶)

    1,000円

  • コーヒー(紅茶)
    チーズケーキのセット

    1,000円

  • 抹茶

    600円

  • ゆず茶

    600円

  • コーヒー(ホット・アイス)

    600円

  • 紅茶(ホット・アイス)

    600円

  • オレンジジュース

    400円

  • コーラ

    400円

  • サントリー MASTER’S DREAM

    700円

  • ハイネケン(おつまみ付)

    600円

  • バドワイザー(おつまみ付)

    600円

  • 季節のお饅頭

    450円

  • チーズケーキ

    450円

価格はすべて税込表示です

Access

アクセス方法

〒616-8392
京都府京都市右京区嵯峨小倉山堂ノ前町20−4

電車でお越しの方
… JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分/嵐電嵐山駅から徒歩14分
車でお越しの方
… 駐車場3台分有

Greeting

館長あいさつ

Museum李朝 館長

大森 敬吾

私が生まれ育ったのは、ここ嵯峨野界隈の車折神社の麓です。この地域は平安時代からその時代時代に開発が進んだものの、京都市内の他の地域に比べ、古い文化遺産や自然の静けさがそのまま豊かに残されてきました。
私は一度その地を離れ、数十年間都会で生活を過ごすようになりましたが、次第にその喧騒さに飽きがきてしまい、幼少期に過ごしたあの昔の面影がある嵯峨野の地に戻りたいと常々考えていました。
ある時幸運にも、落柿舎前の土地の所有者が私の知人であったため縁を結ぶことができ、「無動庵」と命名し「終の棲処」を建てるに至りました。
Museum李朝は、この無動庵を使い、今迄蒐集してきた李朝陶磁器を、毎年春と秋、二度テーマを決め展示しております。
嵯峨野に来られた際は、是非立ち寄ってくだされば幸甚です。

I was born and raised at the foot of Kurumazaki-Jinja Shrine in the Sagano neighborhood. Although this area has undergone much development since the Heian period, the old cultural heritage and the tranquility of nature remain intact compared to other areas in Kyoto. Later, I moved to live in the city but grew tired of the hustle and bustle as time passed. I constantly yearned to someday return to the Sagano neighborhood, still reminiscent of my childhood. At one point, rather luckily, given that the owner of a piece of land in front of Rakushisha was an acquaintance of mine, I was able to reconnect with that land, which led to the building of the "final abode" named "Mudo'an". Every Spring and Fall, Museum Richou uses this Mudo'an to exhibit a themed display of all of the Richou pottery that has been collected until now. We welcome all visitors to Sagano to visit our museum.